約 63,447 件
https://w.atwiki.jp/kerfuffle/pages/77.html
名前・通称 名前: 唯(集会場では名乗らないが神代・一条・月城など複数の姓がある) 通称:唯兄・唯さん・ゆーくん等。 イベント職業:(後方支援しかできない)アイテムマスター 耐久2 正確さ2 素早さ3 捜索6 気力4 容姿・服装 容姿 黒髪黒眼に縁なし眼鏡。 後頭部(襟足)で髪を一房だけ長く伸ばし、適当に括って背中に流している。さらりとした癖のない髪質。 大体いつでも顔に微笑みを浮かべており、のんびりふわふわした春の空気のような印象。 細身だが、それなりに鍛えている。180前後の身長以外にこれと言って特徴のない体型。 服装 【基本装備】 喪服のような黒いスーツとスラックスにブラウンのロングコート。 【戦装束】 リネア・w・フォルト製。和装の中に所々洋装を取り入れた戦装束。白の詰襟シャツに濃紺の胴着と山吹の陣羽織を順に重ね、黒地に緋色の火焔模様が入った袴を着用する。 能力・特技 所有能力 【傍観】 「参加者弄りや戦闘発生時」 能力というより基本姿勢。 弄りや戦闘を始めた参加者達を、お茶を飲みつつまったり見学する。 周りにも広がる効果で、唯を中心に半径2~3m程度の範囲をのんびり空間にしている。 【人格変化】 「主人格に大きな負担がかかった時」 主人格である唯とは別の副人格「ユイ」に意識が切り替わる。 切り替わる副人格の本来の姿は相手がいれば誰彼構わず斬りかかるという好戦的すぎるもので、魔術は使えないものの無駄に戦闘能力が高かった。 ある種の暴走ともいえるその人格を抑えるための措置として封印がかけられ、今の姿となる。 封印後の姿は主人格以上に傍観者として完成されており、加えて無口。 しかし戦闘力の高さは相変わらずである。 保有技能 【布陣魔術】 近代に現れた魔術流派。 基本的に杖や薬品のような媒体を用いず、詠唱の代わりに術陣と呼ばれる三次元魔法陣を空間に描き出して現象を起こす。 大気中の魔力から発動できるため、術陣を理解すれば誰でも扱える汎用性の高い魔術。 しかし、術陣描画にかかる時間が長い上に一回ごとに術陣が消えてしまうため描き直す必要がある。 故に夏場の冷房や冷蔵庫代わり、冬場の暖房や加熱調理器代わりなど、戦闘以外の生活に使われる魔術である。 【創陣魔術】 布陣魔術の発展型。 唯自身の思考と魔力特性に合わせて元となる術陣を組み替えあるいは自作し、汎用性を捨てて威力を大幅に向上させ戦闘用に改良した術式。 蒼焔に使用する術陣を記録することで術陣描画のタイムラグをなくし、布陣魔術では不可能な連続展開・並列展開・多重展開も可能になっている。 詠唱っぽい言葉を紡ぐ事もあるが、あまり意味は無い。 最近では投擲アイテムとして焔や雷で槍を創り出す時くらいしか使わない。 【使役召喚】 媒介を用いて契約を結んだ幻獣を呼び出す。 契約を結んでいるのは蒼焔・紫輝の二体だが、呼び出せるのは紫輝のみ。 蒼焔は唯の「存在」を媒介に契約しているため唯自身と同化しており、単体としての使役召喚は不可能。 【近接戦闘】 鵬莱で古代から伝えられている無手あるいは槍、刀を使っての戦闘技術。 「無手」 格闘術。相手の攻撃を受け流すことを主眼に置いており、攻撃手段は基本的に蹴り。 「槍術」 槍を用いての近接戦闘あるいは槍を投げての中距離攻撃。 創陣魔術で物質化した焔や雷を槍として用いる。 格闘術同様に受け流し防御する事に特化し、攻撃時は投擲が主。 唯が使う近接戦闘技術の中で最も練度が高い。 「刀術」 刀(主に大太刀)での近接戦闘技術。 使えるのは基本動作のみで「技」のようなものはない。 唯が使う近接戦闘で唯一の攻撃に特化した武術だが、三種のうちで最も練度が低い。 一応「職業:魔術師」となっているが、魔術っぽい術を使う事が非常に少ない。 精々焔や雷で投げるための槍を生み出したり、焔の障壁や結界を作ったりするくらいである。 所持アイテム 【眼鏡】 何気なくかけているが、実は人格変化の楔になっている。 人格が変わっているときは眼鏡をかけていない。 【コート】 ある人物が創造した一点もの。 鬼神の翼を素材にして作られており、対物効果・対魔術効果は下手な全身鎧よりも高い。 裏地には別空間への入り口があり、自宅の蔵に繋がっている。 別名四次元ポケッ(ry 【湯呑】 集会場でいつも愛用している湯呑。 中身は緑茶だったり麦茶だったり得体の知れないナニカだったり。 素材の硬度が無駄に高く、鈍器として殴るなどの攻撃に用いる事も出来るが、使った事はない。 【長刀】 刃渡り2m強、本当に人が使う刀かと突っ込みたくなる長さの大太刀。 銘は無く、誰の作かも不明。 蔵に無数にある「母親がどこからか拾ってきた」ものの一つ。使わないなら貰います、と私物化。 「使い手が斬りたいと思う対象以外のモノを透過する」概念が宿っているため弾かれたり抜けなくなったりせず、狭い場所でも自由に振り回せる。 唯は知らないが、この刀は「使い手が斬りたいモノを何でも斬る」効果を持った概念付与兵装で、透過能力は本来持つ能力の副次効果。 やろうと思えば魔術や霊体のように実体のないものでも斬れる。でも知らないから出来ないしやらない。 【夕焔】 ライン・w・フォルト製の槍。柄6尺、穂先1尺8寸の7尺8寸(約235cm)。 製作時にラインが所有していた緋緋色金を全て使用して作られた。火焔への耐性・親和性が非常に高く、強度も申し分ない。 黒い柄には緋焔の模様が入っている。 【戦装束外見詳細】 白いリボン状のくくり紐で、高めの位置でポニーテールに。 チョーカー。ベルト部分は黒く、菱形で赤みがかった銀色のトップがついている。 白い詰襟のシャツと、濃紺の胴着。シャツの上に胴着を重ねて着る。袖は肘より少し長い程度。袖口は広めで、もう片方の手を突っ込める程度に開いている。 淡い山吹色の陣羽織。袖はなく、裾は燕尾服のように背中側が長くなっている。一番長い部分で膝くらいまである。 袴。黒地で裾に緋焔模様の縁取りが入る。 履物は履かず、素足にサラシを巻いて靴の代わりにする。 黒や紺が多いが全体的に見ると暖色が強い。 人物説明 何処とも知れぬ空間に漂う大陸「鵬莱」に住まう青年。 やる気があるのかないのか分からないのんびりとした雰囲気を纏い、湯呑を片手に集会場で起こる騒ぎや戦いを眺めている傍観者。 周囲の騒ぎに混ざる事はあまりないし、自身が騒ぎを起こす事はもっとない。 家族に料理のできる者がいなかったために料理上手で、一度見た料理なら大体何でも作れる程度の腕前。 戦闘時は強固な防御障壁を展開しつつ大火力の魔術を放つ砲台のような戦い方。しかし戦意がほとんどないので戦闘をすることが少なく、めったに見られない。 鵬莱最強の存在である「数多」の一人息子として生まれるが、魔術に適性がなく一般人と同程度の能力しか持っていない。 集会場に来て間もない頃、三日月の仲介でクトゥグアの「蒼焔」と自身の存在を楔に召喚契約。この結果魔術適性をはじめとする全能力が爆発的に上昇した。集会場の面々と渡り合えるのはほとんどこのおかげ。 しかし鵬莱の実力者達からは「使い魔(蒼焔)がいなければ我々とまともに戦えない出来損ない」と陰口をたたかれている。 唯と蒼焔が8割近く融合同化している事を、彼らは当然知らないし、同化している唯本人も知らず、繋がっている契約ラインが増えたか太くなったかしたのだと思っている。 イベントスキル 「料理」 自陣後衛エリアにいる時or非戦闘時のみ使用可能。仲間一人~全員に料理を出して1d6のHP回復。
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/1669.html
梓「唯先輩またお願いします」 唯「任せて、あずにゃん」 梓「すいません、私の毛並みがすぐにおかしくなるせいで…」 唯「ううん…私、あずにゃんの毛並み好きだよ」 唯「じゃあ行くよ」 梓「はい」 唯「ペロペロ」 梓「ふにゃ//」 唯「どうあずにゃん?」 梓「良いです」 唯「良かったー」ペロペロ 梓「気持ち良いです、唯先輩//」 唯「だんだん毛並みがそろってきたよ」 梓「もっと舐めてください」 唯「うん」ペロペロ 梓「はにゃ//」 唯「次は反対側に行くね」 梓「はい」 唯「ペロペロ」 梓「にゃぁ//」 梓「唯先輩はなんでそんなに上手いんですか?」 唯「うーん、きっとあずにゃんの事が好きだからだよ」 梓「またそんな事…」 唯「あずにゃんの事を考えて舐めてたら自然に上手くなっちゃったんだよ」 唯「あずにゃん好き」ペロペロ 梓「もう唯先輩//」 唯「ペロペロ」 唯「こんな感じかな?」 梓「ありがとうございました…気持ち良かったです」 唯「あずにゃん?」 梓「何ですか?」 唯「あずにゃんも私の事を舐めて」 梓「えっ」 梓「唯先輩、自分で出来るじゃないですか」 唯「あずにゃんに舐めて欲しいんだよ」 唯「お願い」 梓「わ、分かりました」 梓「やってみます」 梓「ペロペロ」 唯「にゃ//」 唯「あずにゃん、上手いよ//」 梓「そうですか?」ペロペロ 唯「うん、上手いよ」 唯「あずにゃんも私の事を考えて舐めてくれてるんだね」 梓「そ、そういう恥ずかしい事は言わないでくださいよ//」ペロペロ 唯「なんで//?」 唯「あずにゃんの素直な気持ち聞かせてよ」 梓「…」 梓「唯先輩、好きです//」ペロペロ 唯「私も好きだよ」ペロペロ 梓「唯先輩まだ毛繕いの最中ですよ//」 唯「だってあずにゃんが//」 梓「唯先輩…」 梓「気持ち良くしてあげます」ペロペロ 唯「私だってあずにゃん」ペロペロ 梓「唯先輩//」 唯「あずにゃん//」 梓「って言う夢を見たんです」 唯「あずにゃんは夢の中でもあずにゃん何だね」 梓「何ですかそれ…」 梓「それで唯先輩//」 唯「何?」 梓「後で毛繕いをしてもらって良いですか//?」 終わり 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/1760.html
唯「今日は楽しかったね!」 梓「楽しかったですけど疲れました…」 梓「唯先輩ははしゃぎ過ぎですよ」 唯「そうかなぁ?」 梓「そうですよ」 梓「試着コーナーであんなにはしゃぐ人、見た事ないですよ」 唯「だってあずにゃんのあの格好が可愛いかったんだもん」 梓「それでもはしゃぎ過ぎです」 唯「今度一緒に出かける時はあの格好をして来てね」 梓「…覚えてたら着ます」 唯「約束だよ」 梓「はいはい」 唯「今着ても良いんだよ!」 梓「着ません!」 唯「あずにゃんのケチー」 梓「食事の時だってあんなにはしゃぐとは思いませんでした」 唯「それはあずにゃんがあーんを待ってる時の顔が可愛いかったからだよ」 梓「私は普通に待ってただけです」 唯「あずにゃんにとって普通でも私にはたまらなかったんだよ」 唯「今度からご飯を食べに行く度にあーんをしてあげるからね」 梓「もうこれからは唯先輩と一緒に食事はしません」 唯「そんな酷い…うぅ…」 梓「じゃあ、あーんは止めてくださいね」 唯「分かったよ…じゃあ今度はあずにゃんが私にあーんをしてね」 梓「まぁそれなら」 唯「約束だよ」 梓「それにしても良かったんですか?唯先輩は受験生なのに勉強しなくて」 唯「夏休みの間ずっと勉強してたんだから1日ぐらい遊んだって大丈夫だよ」 唯「あずにゃんと二人っきりで夏休み最後の日を過ごせて良かったよ」 梓「そうですか…」 梓「私も…私も…久しぶりに唯先輩と二人っきりで過ごせて良かったです……」 唯「…」 梓「…」 唯「えへへ~」ギュッ 梓「い、いきなりなんですか」 唯「なんだろうね~」 梓「もう離れてくださいよ」 唯「もうちょっと良いでしょ?」 梓「…少しだけですよ」 唯「…」 梓「…」 唯「あずにゃん」 梓「なんですか」 唯「明日から2学期だね」 梓「そうですね…」 唯「私、学校に行くのが楽しみだよ」 梓「……学祭があるからですか?」 唯「それも楽しみだけど…一番の楽しみはね」 唯「あずにゃんに毎日に会える事だよ」 梓「えっ///」 梓「ど、どういう意味ですか?」 唯「夏休みの間ほとんどあずにゃんに会えなくて私………」 梓「…」 唯「ううん、なんでもない」 唯「あずにゃん、学祭頑張ろうね!」 梓「…」 梓「唯先輩」 唯「なーに?」 梓「私も明日から毎日………唯先輩と会えるのが一番楽しみです//」 唯「えっ//」 唯「ど、どういう意味?」 梓「そ、そういう意味です!」 梓「学祭頑張りましょうね」 唯「……うん!」 終わり 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/83452/pages/12994.html
♯6 それから全く敵の動きがない。澪は逃げたんじゃないかと言うが、その可能性はないとはいいきれない。 この一週間は私は普通に学校に行けたり、澪は買ってあげたベースを弾いてたり平穏だった。澪ちゃんの事も考えるとあまり時間がない。蟲遣いは切り上げて本家に帰った方が良いのか?澪は全く忘れたように何も言わない。 唯「ねえ澪ちゃん。統堂の家は…」 澪「唯の好きなように。それに私は従うよ」 チャイムが鳴り澪はベースを一旦立てかけて玄関に向かう。黒のゴスロリ服のまま出るのでいい澪が家に来てからずっと白い目で見られている。 憂「お姉ちゃん久しぶり」 唯「ういー」 憂「お姉ちゃん流石だよ!事件解決してくれたんでしょ?」 そう言って唯に抱きつく憂。憂は喜んでいたが唯は違った。 唯「えっ?」 憂「とぼけなくて良いよ。異能者始末してくれたんでしょ。それでお母さんは?」 唯は首を横に振る。それで憂は理解した。 憂「う~ん。どこ行っちゃったんだろね?まあ、それはともかく依頼は完了だから、また何かあったらお願いね。お姉ちゃん」 唯「ふふふ。お姉ちゃんに任せなさい!」 憂は機嫌良く帰って行った。 澪「今のが依頼者?」 唯「そうだよ。憂って言うんだ。でも憂は終わりって言ってたけどまだ違うよね」 澪「別に終わりでも良いんじゃないか?」 と、澪は唯の顔を覗き込む。 澪「まあ気が済んだら帰ろうな。唯はまだ気が済んでないみたいだし」 唯「そだね」 澪「まぁたまには骨休めでもしないか?」 にこりと笑う澪の本音が見える。 唯「…………パフェ食べたいの?」 澪「ついでにちょっと付き合ってよ」 開き直って澪は答えた。 律「誘っといて遅刻とは酷いな~」 唯「澪ちゃんが思ったより楽しんでてさぁ~」 澪「すごいなスタジオってところは!!」 律「……まあともかく唯は聡を倒すんだろ」 律の言うとおりである。澪の事と唯の母の事と借りは二つある。何故母なのかと言うと、澪が田井中聡の情報をパソコンで見せてくれた時に彼の日記があった。そこには闇宮、あの女と書かれてあった。闇宮はおそらく澪だが、あの女は唯の母の事だろう。そう唯は思っているからである。 澪「とりあえず、今はこの話しはやめないか?ただでさえ目の前の奴でパフェの美味さ半減してるんだから」 唯「澪ちゃん喧嘩するなら外で待ってて貰うよ」 澪「むぅ」 律は多少苦笑する。それに澪は文句を言いたいのを必死に堪えている。顔が真っ赤だ。 澪「律!貴様とはいつか決着をつけないといけないようだな」 律「ふうん。来いよ」 唯「喧嘩はだめだよぉ」 律「ほら、主人が困ってるぞ」 澪「お前がいるからだろ!」 唯「りっちゃんってさ、この後どうするの?」 律「とりあえず、神の手が近くにいる気配を感じるし、しばらくここにいるよ。唯は?」 唯「聡を倒すんだ」 律「でも情報がからだろ」 唯「おそらく前回倒した蟲遣いは聡と接点がないんだ」 律「はぁ?」 律が難しい顔をする。唯は予想を説明する。 元々桜ヶ丘には2人の蟲使いがいて実験をしていた。それは聡には迷惑であった。通り魔事件のせいで仕事がやりにくいから。互いの接点は存在しないのに聡は取引データを持っていた。つまり、聡自身で邪魔な蟲遣いを葬るつもりだった。しかし、誤算は澪が脱走した事。ただ、取引データも持って行ったのは嬉しい誤算。そのため聡はホームページをあんな風につくり、唯達が倒すように仕立てたのである。 律「なるほど。唯のくせに」 澪「ちょっと表出るか?」 唯「すみませーん。これとこれさげてください」 律澪「ごめんなさい」 澪「ところで唯、聡のホームページ見てたら……こんなのが…」 唯「ん?」 澪がパソコンを唯に見せる。最近気づいたが、澪のゴスロリ服の内側にはたくさんの収納袋が付いているのだ。 『このホームページを見ている蟲遣いへ。俺の蟲がついに完成したから見に来い!』 下に場所が載っていた。 唯「聡って子供?」 律「多分な」 唯「とりあえず行こう!」 唯は立ち上がるが律はともかく何故か澪まで座っている。 唯「あれ?どうしたの?」 と、そこにパフェとステーキを持ってきた店員がやって来て 「チョコレートパフェのお客様」 澪「はい」 「ステーキセットのお客様」 律「はい」 更に何故か… 「グラタンのお客様」 澪「あっ唯です」 「ごゆっくり召し上がってください」 唯「……………」 澪「ゆっくり行こう。ファミレスっていいな」 律「そうそう」 さっきまで犬猿の仲だったのにこういう時だけ暗黙の了解みたいに気があっている2人。 みんな嫌いだ。 ♯7 澪「闇宮流葬技――雅一閃!」 スパッと目の前の木の枝が切られて落ちる。 律「わざわざ必殺技まで使わないと道をつくれないとは……」 澪「うるさいな。もう良いや。よいしょ」 唯「うわっ」 澪「さて行くか」 さて、現在の状態は律を先頭にしてその後ろでお姫様抱っこされる唯。抱っこする澪。最初は先頭は澪と律が歩いて、唯が後ろを糸を視ながら歩いたのだが、夜で暗いので、木の根に躓いたり、木の枝にぶつかったりとRPGでいう毒状態みたいに1人ぼろぼろになって行った。そこで澪がナイフでスパスパ枝を切っていくが律がそれを挑発。そしてこうなった。 唯はこの年でお姫様抱っこをされてなのか、顔が赤い。ただ、周りが見えないおかげで二人に見られることはない。そこはほっとしたようだ。 指定の場所はぱっかり森が開かれていて広い場所だった。 律「にしても招待状なんてふざけてるな」 澪「しかも私達に勝つ気らしいな」 唯「何か秘策があるんでしょ」 じゃなきゃこんな所には呼び出さない。 森の奥からソイツは姿を現した。 聡「来たな」 澪「聡……」 そう呟いたのは澪だった。あれが蟲を作ったの!?って思った。だって小さいから……。 目は私達を睨んでいるらしいのだが、全然怖さを感じない。寧ろ澪の方が遥かに怖い。 唯「君が聡君?」 聡「君付けるな!まあ俺が蟲使いだ。まあもうすぐお前達は俺の作った『ゲルミル』の胃袋に収まるがな」 聡「お前も俺の研究を邪魔してたな。まあ良いさ。ゲルミルの性能テストには良い格好の相手だったからな」 要するに生かしてやったと言っているのだろ。 律「テストの相手だと!?なめやがって!新種の蟲なんかで私達を……」 聡「コイツでもか?」 ドン……地中から太鼓を叩くような音が響く。音の感覚は短くなり大地が震えだす。 聡「出て来い!ゲルミル!!」 ソイツは姿を現した。クワガタとカブト配合した異様な角に巨大で強靭な顎、体長は軽く十メートル以上あり、背中は分厚い甲羅で覆われている。体躯はまだ柔らかい肌色の外殻で覆われていた。 聡「でかくなったなお前」 聡はゲルミルの甲羅に乗り睨みつける。 律「そんな蟲じゃ竜宮城は行けないな。でかいだけの蟲に臆するなよ唯!」 聡「俺はお前達を過大評価してるわけない!秘策もあるんだ!」 聡が高らかに笑う。 律「とりあえず殻が柔らかい内に……「それはさせない」 律の顔面に黒い拳が飛んだ。 澪「私がそれを止めるからな」 律は吹っ飛び木にぶつかる。メシメシと嫌な音を立てて木が倒れ、律はその木の下敷きになる。 唯「りっちゃん!」 律を吹っ飛ばした後の光景をつまらなそうに眺めてから澪は私を冷たい目で睨みつけた。 唯「澪ちゃん……何で…」 澪は何も答えない。代わりに答えたのは聡だった。 聡「澪姉は一度捕まってるんだぞ!操るはお前だけじゃない!薬漬けにすればどうってことない!!」 唯「あっやっぱり子供だ」 なんて暢気な事を考えていてはいけない。聡の秘策。それが薬漬け。 聡「お前はこの蟲が相手だ!澪姉はこっち来て」 澪「はい、聡様」 初めて会ったときの様な敬語を使い、音もなく聡の下へ飛び、ひざまづく。 聡「澪姉可愛いよ。ぺろぺろしたいお」 澪「聡様。後で差し上げますので……///」 唯「澪ちゃん……」 聡「そうだったな。まあ、この糸遣いは気づかないほどアホだったんだな。おかしいと思うだろ普通、簡単に澪姉なんか脱走させて」 唯「……まさか!?………じゃあホームページも!?」 聡「澪姉はちゃんと俺の元で動いててくれたんだよ!池沼がぁ!!」 唯「嘘…嘘でしょ澪ちゃん……」 澪が唯に見下す。その笑みは歪んでいた。さっきまでの過保護な澪の笑みではなく醜い笑みだった。 唯「嘘だあぁぁ!!!」 聡「形成逆転だ。3対1じゃ勝ち目はないが闇宮を味方にして刀姫を殺しちまえばこっちのもんよ!!」 「勝手に殺すな!」 身体中から刀を出した律は聡の背後を取り突き刺そうとする。が、澪が聡を守る。 聡「まだ生きてたか!」 律「自動防御反応を舐めてもらっては困るな」 殴られた部分は刃の面であり、律は刀をそういう使い方も出来るらしい。 律「堕ちたもんだな闇宮」 澪は何事にも動じずただ律の刀をじりじり押し返す。 聡「澪姉頼む!」 澪「はい、聡様」 澪は刀の一本を握り投げる。 律「なっ!」 宙に浮かぶ律。それを追撃するかのように追う澪。律は背中から刀を出して地面への衝撃を和らげ、澪は軽やかに着地する。 澪「今度は本気で殺すぞ律」 黒い手袋を嵌め直し、オーラを放つ。 律「お前もな」 唯「りっちゃん…澪ちゃんは……」 唯は悲痛な声で、懇願するかのように律に問うが、彼女は―― 律「ダメだ唯。澪はもう手遅れだ。最初の一撃はマジだった。しかも薬漬けだから、仮に聡を倒しても禁断症状で死ぬ。諦めろ」 聡「うひひひ。俺を倒すってのか?ゲルミルがいる限り負けねーよ」 唯「うるさい!」 聡「来いよ。糸遣い。ゲルミルでも操ってみやがれ。後澪姉、その化け物早く殺してくれ。いい加減うざイから」 澪「はい、聡様」 澪が加速し律に迫る。 澪「“化け物”風情が…さっさとくたばれ!死ね!!」 律「薬中の癖にドーピングで強くなっただけじゃないのか?百花繚乱!」 律の両手から刀の花が咲き澪の連打する拳を弾く。澪の手袋はワイヤーか何かが仕込まれているのか、拳と刀がぶつかる度に火花が闇夜に光る。 聡「じゃあやろうか。池沼糸遣い」 巨大な蟲は完全な黒金色の殻で覆われていた。まさに戦闘準備万端。 唯「でも糸さえ視れば」 糸を視るが唯はショックを植えつけられた。糸が余りに多すぎる。 聡「舐めるなよ。じゃあやろうか。こいつは色々凄いんだぜ」 蟲が片脚を振り上げる。その脚からさらに無数の脚が出る。迂闊に近づいたら死ぬ。無数の脚が迫る。その先端は尖っており刺されば穴が出来る。 唯「糸が多いよ!多いならこれで」 唯は蟲の脚を掻い潜って一本の糸を掴む。 唯「えっと…操糸術!」 捻じ曲げて小さい脚をねじ切る。が、すぐに脚は再生された。 聡「ゲルミルは高い栄養素のある人間を食って育ったんだ。一本二本程度なんてすぐに再生するぜ!!」 それから防戦一方だった。攻めようにも攻めれないし、攻撃をかわすだけで精一杯だった。おまけに唯のスタミナはそ底に尽き始めていた。 勝つためには…操る! 聡「そうだ。冥土の土産に一つ教えてやるよ。ミサオだっけな。糸遣いいるだろ。あれはゲルミルの栄養になった」 お母さんが……殺された!? 6
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/289.html
唯「あずにゃん……」 唯先輩が色を帯びた声で私に呼び掛ける。 梓「だめっ…ですよ、唯先輩っ!」 唯「どうして…?」 熱の篭った息を吐きながら、私を見詰める唯先輩の眼差し。 その瞳の奥には明らかに私を求める意志が宿っていた。 梓「どうして…って、それは私のセリフです」 唯「……?」 梓「どうして、こんなことをするんですか…?」 唯「………」 二人の間に流れる一瞬の間。 私は手を動かし、乗り掛かった唯先輩の身体を引き離そうとする。 しかし、それは即様断ち切られた。 唯「あずにゃんが、大好きだからだよ……」 梓「……っ!!」 今、なんて…? 唯先輩が、私を好き…? 唯「あずにゃんが可愛くて、その仕草に私はいつもドキドキする…」 梓「え…?」 唯「ギターの扱いが上手くて、その演奏に聞き惚れてメロメロになっちゃう…」 梓「………」 唯「ずるいくらい、キュートだよぅ。私の頭の中はあずにゃんの事でいっぱい、だから…」 梓「っ… でも、私は…っ!」 唯「あずにゃんっ!!」 突如押し倒された。 ガシっと掴まれ、ギュゥと抱き締められ、頬と頬がピッタリと引っ付いた。 息を荒げる唯先輩の手に、私は力強く絡め捕られる。 尚も落ち着かず、私の耳を舐めしゃぶりながら甘い吐息を漏らす。 唯「あずにゃんっ!! あぁ、あずにゃんっ…!!」 畳に押し倒した私の身体に覆い被った唯先輩の身体が押し付けられた。 自身の身体を私の身体に擦り合わせるように激しく動く。 犯されている、先輩は今私を求めて身体を貪っている…。 手が私の顔を触る、額をなぞり、頬を駆ける指先。 愛しく私の瞳を見る、その赤い顔に言葉を詰まらせてしまう。 撫でられた頬から手が後ろに動き、私の頭を固定してくる。 唯「あずにゃん…」 視線が交差する 唯先輩と私、二人の間… 唯「あずにゃん… ゴメンね?」 梓「………。いいですよ、唯先輩なら…」 優しい言葉を発した後、私は先輩にキスをされていた。 蕩けるような生温かい舌先が口内に入り込み、私の身体に電流が走り狂った。 絡め取って、巻き付いて…唯先輩の舌と私の舌が重なり続ける。 脳が痺れ、唯先輩の舌の温もりと感触に胸が熱く早鐘を打ちつける。 薄く見開くと唯先輩の柔かい顔が眼前で、私はたまらなくまた口付けに夢中になる。 我慢できなくて唯先輩の背中に手を回して思いっきり引き寄せてしまう。 柔かい唯先輩を抱き締めながらキスをして…どうしようもないほど幸せになる。 唯「あずにゃん…?」 梓「私だって… 唯先輩の事が、好きなんですからね!」 二人は、結ばれた。 だって私は…。の部分が三者いると思ったよW -- (あずにゃんラブ) 2013-12-31 03 46 56 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yuimio/pages/90.html
唯澪!!第04回「夏フェス!(ケンカの後篇)」 唯澪!!「夏フェス(後篇)」の続きです アニメ本編と内容が異なりますが、フィクションですのでご了承ください ケンカから仲直りした唯と澪、そしてお互いの要求を満たすという澪の考えとは… 「こんなに離れても聞こえるんだねー」 「あぁ」 「ここなら食べながら聴けるね!」 「あぁ」 二人がいるのは、スタンディングエリアの後方にあるエリア ここでは座ったり横になるなど、それぞれの自由に過ごすことのできる場所 そこで唯と澪は腰掛け、お互いの好きなものを食べながら歌を聴いている 「ねぇ、澪ちゃんの一口ちょーだい」 「いいぞ、ほら」 「ありがとー…うんっ、おいしー!じゃあ私のソフトクリームどうぞ」 「(んっ?!唯の食べかけのソフトクリーム、これって…間接キス…いや、歯形までついて…間接ディープキスッ!)あ、ありがと」ドキドキ 「あ!やっぱ私が全部食べるーっ」パクッ 「あっ!…あぁ…あぁ」ガックリ 「わわっ!ごめーん、新しいの買ってくるね」 「いや、良いんだ…」 貰うはずだったソフトクリームを唯が食べてしまい、期待を抱いたががっかりする澪 さっきまでのケンカが嘘のように、仲良く楽しむ二人 「あいつらイチャイチャしやがってー」 「こ、この光景をしっかり目に焼き付けとかなきゃ!」 「ムギ先輩…カメラどうしたんですか?」 「実はね…入場口の手荷物検査で没収されちゃったの…」ショボン 「あぁ…コンサートは録画録音禁止ですからね」 後方で二人の様子を見守る三人 ―――――――――――ポツッ、ポッ、ポツ 「あっ、雨が降ってきた」 夏の山は天気が変わり易く、突然降りだした雨 「ホントだ…えっと、雨具は…」ゴソゴソ 「えへへー。澪ちゃん、私良いモノ持ってますよ」 そう言って唯がとりだしたのは一枚のカッパ 「カッパか…でも一枚だけじゃ」 「えへへ、こうやって使うんだよ!澪ちゃん、こっち寄って!」 「う、うん…」 「そうそう!じゃあ、いくよ!」バサッ 唯は、二人を覆うようにカッパをかぶせる 「わっ!…これ、おっきいな」 「そうだよ!二人ではいれるようにおっきめなの買ったんだ!」 得意げに言う唯 「そうか…これなら、二人一緒にいれるな」 「えへへー、ナイスアイデアでしょ!」 「うん!凄いぞ、唯」 突然の雨も、唯のアイディアで楽しく過ごせた二人 そしてあっという間に時間が過ぎ… 「暗くなってもやってるんだねー」 「あぁ」 「風が気持ちいいねー」 「あぁ」 長かった一日も夜を迎え、夏フェス1日目も終わりに近づいていた 「今日、初めてケンカしちゃったね」 「そうだな…でもすぐに仲直りできた」 今日のケンカを振り返る 「澪ちゃん、せっかく計画立ててくれたのにワガママ言ってごめんね」 「…私の方こそ、唯が食べるもの調べてたのに、言うこときかずに…ごめん」 改めて謝り合う唯と澪 「でも、ムギちゃんたちが教えてくれなかったら、知ることできなかったんだよね…」 「あぁ…みんなには感謝しないとな」 そして、軽音部の仲間たちに感謝する二人 「…これが、二人で初めてのお出かけだね」 「そうだな…」 「これから、色んなとこいっぱい…いっぱーい、行こうね」 「あぁ…まずは、映画だな」 「そうだね!…じゃあ、それが二人の初デートだね!」 「あぁ!」 二人が恋人同士となるきっかけとなった演芸大会の賞品、映画のペアチケットを使っての初デートを約束し合う 「…あれ、音止まったね」 「あぁ…メインはもうラストだからな」 さきほどまで聞こえていた音楽は止まり、その代わり… ――――――――――――ヒュー…ドーンッ、バーンッ、パンパンッ…ヒュー、ヒュー…ドドーンッ、パラパラパラ、ドーンバーンッ 「うわぁー、花火だー!」 「おぉっ!…綺麗だな」 大輪の花火が、夜空に彩りを加える それは、今日1日のクライマックスを告げるものだった 「んーっ、夏ですなー」 「たーまやーってやつだな」 「そうだね…たーまやーっ!」 夏の風物詩を楽しむ二人 「…花火見てると、アレ思い出すな」 「あれって、何?」 「ほら、1年の合宿の時、唯が花火をバックに演奏しただろ」 「あーっ、あれかーっ!」 澪が思い出したのは、1年の合宿で唯が披露した演奏だった 「あのときの唯、すっごくキラキラしてて…綺麗だったな」 「やだなー、照れるよー」 顔を赤くし、照れる唯 「…思えば、あの時から唯を意識してたのかもな」 「えっ、そうなの?…私、澪ちゃんに聴いてもらいたいって思って、アレやったんだよね。だから、私もそうかも」 「でもあれから2年かかったな」 「そうだねー」 「そして今こうして、3年合宿は両想いで迎えることができた」 「うん!なんかこれって運命だね!」 「はは、そうかもな」 両想いになるまでを思い返す二人そして… ―――――――――――シーン 空を彩り、周りを賑やかせた花火が止み、この日初めての静寂の時がやってくる 「あっ…」 「花火…終わったな」 静かで真っ暗な空間で、見つめ合ったまま動かない二人 「…澪…ちゃん」 「…唯」 ゆっくりと、お互いの顔を近づける二人… 段々と二人の距離が近づく… 「おーいっ、軽音部の合宿だってこと忘れるなよー!」 「そうです、私たちのこと忘れないでくださいっ!」 「私は、別にずっとイチャイチャしてもらって構わないんだけど」 そう言いながら、三人が二人に割って入る 「うっひゃあぁぁ!」 「うおっっ!」 突然の乱入にすごく驚く二人 「なんだよー、オバケが出たみたいに驚きやがってー」 「そうですよ、ひどいです」 「ごめんね、お邪魔しちゃって」 「い…いや…真っ暗なとこからいきなり出たから…」 「わ、忘れてなんかないよー」 と言いながら、心臓の鼓動が速くなる二人 突然現れたことに加え、二人の世界にはいっていたために突然現実に戻され、二重の驚きが襲った 「さてと、これからは軽音部の時間だな」 「あぁ、そうだな…今日は唯と二人でゆっくりできたし」 「そうだね!…あっ!みんな、今日はありがと」 「私も、ありがと…みんなに迷惑かけちゃって、悪かったな」 改めて三人に感謝する二人 「いいって!部長として当然のことしただけだ」 「まぁ…お二人が仲悪いままだったら、私たちが困りますから」 「ふふ、これからもっといいもの見せてもらわなきゃね」 それぞれの反応を見せる三人。ただ、二人には仲良くいてほしい、というのが共通の願いだった 「まぁでも、明日のご飯くらいはおごってもらってもいいかな!」 「確かに、それくらいはしてもらってもいいかもです!」 「なら私、焼きそばがいい!」 「…まぁ、それくらいしてもいいよな」 「う、うん…あんま高いモノは、止めてね」 こうして、お詫びとして三人におごることとなった二人 そしてその後、一晩中今日のこと、これまでの、そしてこれからの軽音部のことなどについて語り合った五人 ただ、顧問のさわこは… 「うぅー、体中が痛いー…」 ワイワイガヤガヤ、キャッキャッ 「ちょっとあななたち、静かにしてよねー」 朝同様、ダウンしていた 翌日も唯と澪、二人で行動しそれぞれの好きな音楽を聴き好きなものを食べ、目一杯楽しんだ こうしてケンカはあったが、二人っきりで多くの時間を過ごすことができた そして次回、「初デート」 二人の初デートが、やってくる 以上です 初出:1- 817 NEXT:唯澪!!第05回「初デート!(前篇)」 INDEX:唯澪!! BACK:唯澪!!第03回「夏フェス!(後篇)」 戻る(SS) TOP
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/1606.html
梓「ありがとうございます、唯先輩」 唯「ううん、これくらい大丈夫だよ」 梓「いえ、すごく助かりました。本当にありがとうございます」 唯「もー、そんなにお礼ばっか言われると照れるよぅ」 梓「そうですか?そうだ、何かお礼にして欲しいこと、ないですか?」 唯「え?いいよーそんなの」 梓「それじゃ私の気がすみませんし。えっと、何でもいいですから、何かないですか?」 唯「何でも?」 梓「はい……って、あんまり無茶なお願いとかはダメですよ」 唯「えへへ~」 梓「って、なんですか、その笑いは……」 唯「えへへ、なんでもいいんだよねー?」 梓「何か不安になってきたんですが……無茶言ったら容赦なく断りますからね」 唯「じゃあさ……うん、私が帰ってくる時間くらいにさ……私のベッドで寝ててもらっていい?」 梓「それはさすがに……って、そんなことでいいんですか?」 唯「うん、そんなことでいいの」 梓「はあ……それくらいなら」 唯「じゃあ、はいこれ。合鍵。えっと、私明日多分今の時間のちょっとあとくらいかな?それくらいには帰ると思うから」 梓「あ、はい。寮の訪問手続きって……」 唯「うん、いつもの感じでー。私からも話通しとくから」 梓「はい、じゃあ」 梓「という訳で、唯先輩の部屋」 梓「えっと、もう少ししたら、帰ってくるはずだよね」 梓「そろそろ、寝ておこうかな……唯先輩のベッド、お邪魔します」 梓「……唯先輩の、匂いがする――って当たり前だけど」 梓「って、寝てなくちゃいけないんだよね。……意外と難しいかも」 梓「……唯先輩、まだかな」 梓「なんか、変な感じ……こうやって先輩のベッドで横になって、先輩の帰りを待つなんて」 梓「こんなの、普通やらないもんね。こうしてると、まるでさ――」 梓「まるで――って、何考えてるんだか」 梓「ああもう、早く寝なきゃ。唯先輩、帰ってきちゃうよ」 梓「あ……この足音、やば、帰ってきちゃった」 梓「と、とりあえず、寝たふりしよ」 唯「……ただいまー……えっと、あずにゃーん?」 梓(寝たふり、寝たふり……ん、唯先輩、気配が近づいてくる) 唯「あ、いたいた。ちゃんと約束守ってくれたんだ……」 梓(私は約束は守る女ですからね) 唯「かわいい寝顔……ふふ、あずにゃんはやっぱりかわいいねぇ」 梓(あ、頭撫でられてる……気持ちいい) 唯「……」 梓(もう、そんな無心に撫でないでください……気持ちよすぎて、本当に寝ちゃいそうです) 唯「ごめんね、変なお願いしちゃって」 梓(って、自覚してたんですね) 唯「でもね、こういうのやってみたかったんだ」 梓(そうなんですか) 唯「帰って、ベッドを見たらそこであずにゃんがすやすや寝てるの……ふふ、そんなの普通じゃありえないもんね」 唯「……そのね、普通じゃないのをね、一回でいいから味わってみたかったの」 梓(……唯先輩?) 唯「あはは、変だよね、こんなの――わかってる、自分でも」 唯「だから、あと少しだけ、ね。あずにゃんが寝てる間だけ、この気持ちに浸らせてね」 梓(……唯先輩、それって……?) 唯「いいよね、今だけ――あずにゃんは、私の恋人」 梓(……っ!) 唯「大好きな大好きな、私だけのあずにゃん」 梓(ゆい、せんぱい……) 唯「――えへへ、なんでだろ、嬉しいのに……なんで、なんで涙がこぼれちゃうんだろ」 梓(……唯先輩) 唯「笑わなきゃ、あと少しだけなんだもん。今だけは、私の夢、叶ってるんだから」 梓(唯先輩……っ) 唯「あと、少しだけ。それが過ぎて、終わったら――また」 梓「唯先輩!」 唯「ふぇ?え、あ、あずにゃ――っ!?」 梓「唯先輩、私、正直混乱してます」 唯「え、あ……?と、というか、あずにゃん、寝てたんじゃ……っ」 梓「いいえ、寝付けませんでしたから、寝たふりしてただけです」 唯「……じゃ、じゃあ!さっきまでの……っ!」 梓「はい、全部、聞いてました」 唯「や……っ!な、なんでっ!」 梓「ちょ……唯先輩、暴れないでください」 唯「やあっ、やだぁ!あずにゃんに嫌われちゃう……!」 梓「ああもう!おとなしくしてください!というか、嫌いになったりしてませんから!」 唯「嘘だもん!だって、だって……」 梓「ああもう、というか、嫌いになった相手をこうして抱きしめたりなんかしませんから!」 唯「あっ……」 梓「はあ、とにかく落ち着いて聞いてください」 唯「……」 梓「えっと、とりあえず混乱はしましたけど……嫌いになったとかそういうのはないです」 唯「……うん」 梓「というよりですね、自分でも不思議だったんですけど、全然嫌じゃなかったんですよ」 唯「……え?」 梓「だから、唯先輩さっき言ってましたよね。今だけ私は……唯先輩の恋人だって」 唯「そ、それは……」 梓「というかですね、実は私も同じこと考えてましたから」 唯「え?」 梓「ベッドに潜って先輩の帰りを待ってるとき――これって、まるで私が唯先輩の恋人みたいって」 唯「あ……」 梓「嫌じゃなかったんですよ、それも。そして、唯先輩にそのあと、そうされたことも」 唯「あずにゃん……」 梓「だから――つまり、そういうことです」 唯「どういうこと?」 梓「って、なんでそこできょとんとした顔するんですか!も、もう、ここまで言えば全部言ったようなもんじゃないですか!」 唯「へ?え、え?」 梓「だからつまり……もうこの合鍵は返さなくていいですよね?ってことです」 唯「あ……えっと……ほんとに?」 梓「そうです、唯先輩と私は同じ気持ちってことです」 唯「……ふふ」 梓「……何がおかしいんですか」 唯「いやだってさ、そこまで言っておいて……あずにゃん、その言葉言ってくれないんだもん」 梓「ああもう!だって、恥ずかしいじゃないですか!」 唯「そういう遠まわしなほうが恥ずかしい気もするけど」 梓「そんなことないです!」 唯「あずにゃん、好きだよ?」 梓「――っ」 唯「はい、あずにゃんも」 梓「う、うう……す、好きです、唯先輩」 唯「はい、よくできました……えへへ、これで私とあずにゃん、恋人同士だね」 梓「そう、なりますね」 唯「……なんか夢みたい――私ね、ずっとずっと夢見てたんだよ。あずにゃんとこうなること。ああ……ひょっとしたら、夢なのかな、これ」 梓「夢なんかじゃないですよ、ちゃんと現実です。私と、先輩の現実ですから」 唯「……えへへ、そう、でいいんだよね」 梓「そうですよ」 唯「じゃあ、あずにゃん……ね、証明、して?」 梓「証明、ですか?」 唯「うん、私がね、あずにゃんの恋人だってこと……このまま、証明して欲しいの」 梓「……じゃあ、私にも証明してください。私が、唯先輩の恋人、だってこと」 唯「えへへ、そうだね……じゃあ、証明しあおっか?」 梓「はい……いっぱい、しちゃいますから」 唯「やっぱり、夢みたい」 梓「まだそんなこと言いますか」 唯「えへへ、今のはね、幸せってことだよー」 梓「わかってましたけどね」 唯「あずにゃん、好きだよ。大好き」 梓「……ふふ、もう、今日何回目ですか、それ」 唯「何回言っても足りないもん。ね、あずにゃんも聞かせて?」 梓「もう、恥ずかしいからやです」 唯「もー、そう言わずにさー」 梓「あと一回だけですよ……大好きです、唯先輩」 唯「えへへ、もっと」 梓「……愛してます……んっ」 唯「……ん……ふふ、あずにゃん……」 いいね -- (名無しさん) 2013-07-27 22 20 54 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/83452/pages/739.html
1 2 3 4 閲覧注意:障害ネタあり・唯好きさんスルー推奨 2009/08/15 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1250269621/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 池沼SSたまに読むけど、どうしても池沼じゃなくて幼女化に見えちゃうんだよな〜 -- (名無しさん) 2016-04-24 09 08 51 叩いてる俺カッコいい、なんだよ -- (名無しさん) 2015-02-21 23 37 41 ↓京アニが作ってると言うだけで、無能な脚本家が書いた二次創作が「公式」扱いされる事が1番の問題だと思う・・ -- (名無しさん) 2014-11-12 21 38 41 マラソン回の唯が酷すぎたからなあ あの回のせいで唯は池沼って言い出す人が大幅に増えた -- (名無しさん) 2014-11-12 17 16 26 唯が池沼という風潮どうにかなんないのかねぇ -- (名無しさん) 2014-11-12 09 38 42 池沼じゃなくてもアスペルガー症候群とかADHDとかの設定にしても変わらないだろうな…。 -- (オリジナルスマイル) 2014-08-09 08 19 37 マジレス多すぎ 障害ネタはなあとかいう偽善者は最初から読むなよ -- (名無しさん) 2014-08-09 02 06 04 コメントを削除する人が居ないからどんどん荒れそうで怖いな。 -- (名無しさん) 2014-02-20 16 53 56 深い考察をするなら犯罪者でもいいの? -- (名無しさん) 2014-02-20 15 45 56 ↓何かこういうキチガイが最近頻繁に湧いてくるな。 -- (名無しさん) 2014-02-20 15 20 37
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/4054.html
部室 唯「あずにゃん~」ダキッ 梓「ちょっ…唯先輩!いつもより長いですよ!抱きつく時間!」 唯「今日ちょっとイライラする事があったからさ~。あずにゃん分を補給してストレス解消しようと思って~」 梓「なんですかそれっ!(…澪先輩達、なんとか唯先輩をイラつかせたんだ…。澪先輩達、頑張ってるみたいだしここは澪先輩達に協力しようかな)」 梓「…離れて下さい」ブンッ! 唯「え?あずにゃん…?」 梓「はあ…。唯先輩、キモいんですよ」 唯「え…」 梓「いつもいつもそうやって私に抱きついて。いい加減ウザイです」 唯「あ、あずにゃん…」ウルウル 梓「そうやって泣くんですか?本当に子供ですね。唯先輩って頭おかしい池沼ですか?」 唯「…は?」 梓「…え?」 唯「……」 梓「……」 唯「……」 梓「(え…な、何?この空気…)」 唯「…チッ」 ガンッ!! ドォン 梓「っ!」ビクッ 梓「(机蹴ってひっくり返した!い、いつもの唯先輩じゃない…)」ウルウル 唯「はぁ…。あずにゃんはさー」 梓「は、はい!」ビクビク 唯「澪ちゃんみたいな事はしないと思ってたのになー」 梓「あ、あの…ごめんなさい!」 唯「今更遅いよ。ゴキブリみたいなツラしてさ…」イライラ 梓「ひっ!」 梓「(唯先輩…キレる直前だよ!…ひょっとして、唯先輩ってキレるとめちゃくちゃ怖いの!?)」 ガチャ 律「よお!遅くなった!」 澪「ははは!唯いるな!」 紬「梓ちゃんもいるわねー」 梓「…!(これはヤバい!)」 律「なあ唯~」 唯「…ん?」 律「ツバかけビーム…くらえ~!」ペッ! ビチャッ 唯「……」ブ チ ! ドガベキィィィィィ!! 律「…ぶばがああああああ!!?」ドサ 澪「な…」 律「」ピクピク 梓「(唯先輩が律先輩に言葉に表せない物凄い蹴りを!)」 唯「はぁ~」 澪「…」 紬「…」 梓「…」 唯「…は?何で黙ってるのみんな。こうなった私を見たかったんじゃないの?」 澪「(やっぱり気づいてたのか…)」 紬「わ、私…用事を思い出したわ~」ガチャ… ブンッ! ドスッ 紬「…え?ドアに鉛筆が刺さってる…」 唯「そりゃ無いよムギちゃん。私、もっとキレるよ?」 紬「…ひ!」ビクビク 唯「…あのさ」 澪「な、なんだ…?」 唯「言い出しっぺは誰?」 梓「え?」 唯「だからさー。私を怒らせてみようって最初に言ったクズは誰かって聞いてるんだよー」 梓「…(澪先輩…ここは正直に言ったほうが…)」ビクビク 澪「(でも、律の命が…)」 紬「りっちゃん!りっちゃんよ!りっちゃんです!!」ビクビク 澪「(ムギいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい)」 唯「ふーん。りっちゃんなんだー」 テクテク 律「」 唯「ねーりっちゃん。りっちゃん起きてよ~」 律「…ん、んん。…って唯いいいいいいいいいいいいいいいい!!」 唯「目は覚めたね」 律「…あ、ああ…」ビクビク 唯「私を怒らせようって最初に言ったの。りっちゃんなんだってね」 律「はっ…!!」ビクビクビクビク 唯「…クズだね。りっちゃんは」 律「…あ、あのさ唯!わ、私は…最終的に…反対したんだ!こういうのダメだって澪に反対したんだ!」 唯「澪…?」 澪「(ば、バカ律!)」 律「だ、だから!どうか私を許してくれ!この通り!」ドゲザ 唯「りっちゃん…」 ガシ 律「ん?…唯、なんで私の頭を掴むんだ…。あのー」 ドゴォォォ! 律「」 唯「言い出しっぺが何言っても説得力ないよねー」ニコニコ 梓「(律先輩の頭が壁にめり込んだ!?)」 唯「…さて!」 ガシッ 澪「うっ…」 紬「唯ちゃんが澪ちゃんの胸ぐらを掴んだ!」 唯「昨日とは逆の立場だね。澪ちゃん」 澪「…」 梓「(澪先輩…どうかご無事で)」 唯「澪ちゃんに昨日ツバかけられた時は本気でキレそうだったよー。まあ今キレてるんだけどね~」 澪「…唯。この際だから聞くよ。なんで私の嫌がらせの時だけみんなにされた時と態度が違ったんだ?」 唯「簡単だよ。澪ちゃんが前からだいっ嫌いだからだよ」 澪「…」 梓「(どういう事?唯先輩が澪先輩を嫌いって…)」 5
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/1602.html
梓「唯先輩まだかな…」 唯「あ~ずにゃん!!」ダキッ 梓「に、にゃん」 梓「や、やめてください。街中ですよ」 唯「だってあずにゃんに会うのが久しぶりで嬉しくて」 唯「それにあずにゃん高校3年生になってますます可愛くなったよね~」ギュウ 梓「何ですかーそれ!!」 梓「きょ、今日唯先輩に来て貰ったのは頼み事があるから何です」 唯「頼み事?」 唯「分かった。寂しくなって私とデートしたくなったんだよね」 梓「違います///!!」 唯「ちぇ」 梓「歌です。私に歌のレッスンをしてください」 唯「歌?」 梓「はい…その新歓で歌ったんですが…あんまり上手くいかなかったみたいで」 梓「今後の為にも上手くなりたいなあと思いまして」 唯「そっか。じゃあカラオケにでも行こう」 梓「はい」 唯「じゃあまずあずにゃん歌ってみて」 唯「はい、マイク」 梓「へ、下手でも笑わないでくださいよ」 唯「笑わないよ。あずにゃんの歌楽しみ~」 ♪♪♪ 梓「grooveへ♪♪♪♪」 ♪♪♪ 梓「どうですか?唯先輩」 唯「あずにゃん…」 梓「はい…」 唯「あずにゃんの歌い方可愛い~//」 梓「なっ(相談する人間違えた!?)」 梓「技術的な事は何かないんですか!?」 唯「技術的?良く分かんない」 梓「(やっぱり相談する人間違えたー)」 梓「はぁー。唯先輩は良く今まで上手く歌ってこれましたね」 唯「うーん。私、上手く歌おうって思った事ないんだ」 梓「えっ」 唯「何て言うかね。見に来てくれた人、ギー太、澪ちゃん、りっちゃん、ムギちゃんそれにあずにゃん」 唯「それぞれに感謝の気持ちを込めて歌ってるんだ」 梓「…プッ何ですかそれ」 唯「変かなー」 梓「いえ、唯先輩らしくていいと思います」 唯「じゃあ私も1曲歌おうっと。今日あずにゃんに会えた事に感謝して」 ♪♪♪♪♪ 唯「~♪♪♪♪」 梓「(感謝の気持ちか。唯先輩の歌が心に残る理由が分かった気がする)」 ♪♪♪♪♪ 梓「今日は付きあってくれてありがとうございます。唯先輩」 唯「私、役にたったのかな?」 梓「はい。とっても」 唯「良かった~。あずにゃん部長頑張ってね」 梓「はい」 唯「あっそうだ最後に」 梓「?」 唯「あ~ずにゃん!!」ダキッ 梓「に、にゃん」 唯「またしばらく会えなくなっちゃうからあずにゃん分補給~」 唯「あれ、あずにゃん嫌がらないの?」 梓「今日は特別ですよ///付きあってくれたお礼として」 唯「じゃあお礼にチューも」チュー 梓「そ、それは駄目です///」 唯「あぅ~」 終わり 色々参考になるね~ -- (あずにゃんラブ) 2013-12-29 03 15 04 ほのぼのしてて良いな -- (名無しさん) 2018-03-10 00 45 29 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る